ベストなアルバム

一時期「またですか?」と思うほどベスト盤のアルバムが発売されたことがありましたね。毎週のように人気アーティストのベスト盤がリリースされました。普通のアルバムだったら買うほど好きではないアーティストであってもベスト盤であれば、めぼしいヒットソングは全部おさめられているわけですから、買おうかなとつい手が伸びます。非常にいい戦略ですよね。ずっと一枚も逃さずにアルバムを買い続けていたアーティストが出した場合は「全部持ってるよ!」と思ってむかっとするわけですが、そこは制作サイドも考えていて一曲だけ新曲を収録したりするのです。うーん、買わなきゃいけなくなっちゃったじゃん、と。ファンとしてはぐうの音も出ませんですよ。

最近はその頃ほどではないですが、やはりポツポツとベスト盤が出ます。最近多いのは、いわゆるシングルベストではなく、ファンの投票によって選ばれた曲が収録された物や、なんらかのテーマにそってアーティスト本人が選曲したアルバムなどです。私はなるべくなら買いたくないなぁと思う方なのですが、それでもB面ベスト、カップリングベストだったりすると買ってしまいますね。シングルをすべて追いかけているわけではなかったりするので。また、特典としてライブ映像を収録したDVDなんかがついている場合もふらふらっと手に取ってレジへ行ってしまいます。

CDが売れなくなってだいぶ経ちます。アーティストにもレコード会社にも死活問題ですからなんとか売らなければと色んな戦略があるわけです。それは致し方ないなぁと思うのですが、できればオリジナルアルバムで勝負してほしい、そういう気もちがします。頭の固いようですけどね。きれいごとですが、やはり音楽の良さでこっちの財布のひもをゆるめてほしい。ベストアルバムはファンにとってもうれしい商品ではあるんですけれど、ベスト盤を延々と出し続けることはできないじゃないですか。その一枚は売れても、次のアルバムが売れるかどうかはアーティストの楽曲にかかっているわけです。だからベスト盤というのは考え物だなぁと、誰もが思うようなことですが、思ってしまいました。今更でもありますけれど、しかし、そう思うのです。

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わんぱく男子

最近は、といっても数年前からですが、子供連れが多くなったなぁと思います。子ども手当のおかげでしょうか。いいことだなぁと思う反面、腕白極まりない子どもたちの振る舞いを見ていると「あーあ・・・」と思い、同時に両親に同情します。大変だよなぁ、と。

雑貨屋さんです。その家族は三人連れでした。お父さんとお母さん、それに小学校4年か5年生の男の子でした。お母さんは綺麗な人で、息子もお母さんに似ていました。鼻筋が通っていて、顔が小さくて髪がさらさらでちょっと長めで女の子みたい。どうもお母さんは気の張るお客が来るので食器を探しているようでした。旦那さんとかなりとがった声で、予算やお皿のデザインについて、はたまたその収納場所について言い合っていました。

男の子は、こういう場合とっても暇です。今後、食器に興味のあるおしゃれ男子に育たないとも限らないようなタイプではありましたけれど、さすがに10歳前後じゃまだ口を挟みもしません。両親に背中を向けて、人差し指を鉤型に曲げたその第二関節のあたりを噛んでいました。私は金属製のブックマークを探していて、ふらふらとしていました。友人へのプレゼントを探していたのですが、わりに好みのうるさい人なので、眼鏡にかなうそれを探すのには一苦労なのです。もう三件目の雑貨屋でした。

不意に男の子が叫び声をあげました。びっくりして振り返ると、男の子はロケットの形をしたボールペンを手にして、大声で何か歌いながら垂直に何度もジャンプしていまいした。はっきり言って小学生男子なんて(というか中学生男子も高校生男子もそうかもしれませんが)大声を出してジャンプする以外に何もやってないと言っていいくらいに騒がしい生き物ですが、その子は何かもうちょっと切迫したものがありました。まず叫び声が普通よりずっと大きく、静かな店内で騒ぐのを必要以上に継続しすぎました。男の子は私と目が合うと私の目を見たままどんどんジャンプでこちらへ近づいてきます。

これはさりげなくよけたほうがいいのか?それが一番なのか?と思いながらペンシルトレイを見るふりをしながらさりげなく移動しようとすると、美人のお母さんが慣れた調子で「何やってるの!」と叫ぶなり服の襟のところをつかんで引っ張って行ってしまいました。彼はいつもあの調子なのでしょうか。親って大変だなぁと思わずにはいられません。